染色体001:おはよう(やや)

2008年03月10日

母 おんな歌

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ひとつとせ ひと夜ゆめ見た残影はきらめく朝の泥濘の中


ふたつとせ ふりむかないと決意して眠りさめない砂に足跡


みっつとせ 見つめあってる黒目にはおんなとう名の影うつりおり


よっつとせ 酔えないままに更ける夜はゆびさき見つめ何を問うてる


いつつとせ 泉わき出る渓谷の宵待草を照らす満月


むっつとせ むきになれずにへしゃげてる傷口を縫う糸をください


ななつとせ 泣いていいよと背中(せな)を押す蝉はひと夏鳴くため生きる


やっつとせ 焼いてしまえともがいてる19の夏の黒い太陽


ここのつとせ こころ閉ざしたヒメジオンやさしくつつむ風になるから


とうとせ 遠回りしてやっといま自分探しの旅が始まる


at 19:46│Comments(0)TrackBack(0)

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