題詠マラソン 過去ログ77から題詠マラソン 過去ログ79から

2005年12月10日

題詠マラソン 過去ログ78から

008:鞄 杉田加代子 2005年05月24日 (火) 12時56分
遺された鞄のなかにひつそりと隠れてゐます恋の結末


048:袖 やまもとまき 2005年05月24日 (火) 05時44分
袖にした男に着信拒否された どっちが余計に悔しいだろう


076:リズム 斉藤そよ 2005年05月23日 (月) 23時19分
かよいあうリズムプリズムさみどりのみらいひきいる森のどこかに


037:汗 雪之進 2005年05月23日 (月) 22時41分
汗かきかき早飯喰らひし父の胃を蝕む癌もせっかちであり


012:メガホン 百田きりん 2005年05月23日 (月) 22時29分
言葉より届けたいからメガホンは捨てて走ったまっすぐだった


078:携帯 飛永京 2005年05月23日 (月) 22時13分
その内に柘榴の火種いまさっき別れた人の携帯灰皿


028:母 佐原みつる 2005年05月23日 (月) 20時24分
懐かしい匂いの雪を踏みながら母音ばかりを発してしまう


057:制服 仁村瑞紀 2005年05月23日 (月) 20時18分
制服が滴るほどの夕立ちになってみたくて雨雲を召ぶ


024:チョコレート 佐原みつる 2005年05月23日 (月) 20時10分
チョコレートってつぶやく時のあかるさで帰りの道を照らしてほしい


069:花束 唐津いづみ 2005年05月23日 (月) 19時43分
誇らしく抱かれるため花束は息とめきつくリボンをしめる


068:四 唐津いづみ 2005年05月23日 (月) 19時41分
病院の待合室に四つんばいソファーは無口に受けとめている


053:髪 ぴいちゃん 2005年05月23日 (月) 09時43分
くちなしの花陰に立ち君を待つ 髪にさやけき香のしみるまで


028:母 篠田 美也 2005年05月22日 (日) 23時32分
雲母なすききとららとを選り分けて倫敦塔にもさしこむひかり


028:母 渡部光一郎 2005年05月22日 (日) 22時25分
母が菜を摘みに出でたる春の野に母が幼きころよりの風


040:おとうと 内田かおり 2005年05月22日 (日) 21時51分
おとうとは煙の影を踏んでいる遠く上りゆく姉偲びつつ


055:ラーメン 仁村瑞紀 2005年05月22日 (日) 21時37分
巻き舌の練習文と師曰く「サッポロラーメンミソラーメン」


068:四 ジテンふみお 2005年05月22日 (日) 18時50分
わが四季を4倍速に圧しこめてこれっぽっちの薄き一年


080:書 M.東矢 2005年05月22日 (日) 17時39分
消えさうで消えず消せさうで消せずにいつか愛しい落書きがある


018:教室 ケビン・スタイン 2005年05月22日 (日) 09時40分
人気のない理科の教室で君を待つ 100光年の匂いが漂う


070:曲 川内青泉 2005年05月22日 (日) 08時27分
作曲は誰かは知らず歌ってる藤村作詞の惜別の詩


001:声 伴風花 2005年05月22日 (日) 04時19分
いつのまにこんなに深くなっていたわたしの海から声がこぼれる


021:うたた寝 美里和香慧 2005年05月22日 (日) 01時57分
うたた寝るうたた寝ないうたた寝るうたた寝ない午後二時の誘惑


076:リズム 飛永京 2005年05月22日 (日) 01時31分
向日葵とふたり並んで浴びている夏のリズムは毛穴で聴くもの

at 17:35│Comments(0)TrackBack(0) 題詠マラソン鑑賞 

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