題詠マラソン 過去ログ76から題詠マラソン 過去ログ78から

2005年12月10日

題詠マラソン 過去ログ77から

047:大和 五十嵐きよみ 2005年05月22日 (日) 00時10分
大和煮の空き缶ひとつ捨てられて雨水をためている草むらに


059:十字 もりたともこ 2005年05月21日 (土) 17時27分
携帯にぶら下がってる十字架は何にも言わず吾を見据える


079:ぬいぐるみ  落合朱美 2005年05月21日 (土) 14時27分
今もまだぬいぐるみでは癒されず明日はポチの三回忌なり


077:櫛 すずめ 2005年05月21日 (土) 11時22分
櫛の歯の欠けるが如く学び舎の集い抜けゆくそうそうの友


070:曲 今岡悦子 2005年05月21日 (土) 09時49分
引き潮の浜に釣り師の足跡が一直線に岩を曲がれり


075:続 野良ゆうき 2005年05月21日 (土) 07時46分
もっと死を、死体を見せてはくれまいか戦を続ける者たちのため


028:母 みち。 2005年05月21日 (土) 02時56分
祖母はいま昨日と同じ天井を見つめて今日を生ききっている。


074:麻酔 野良ゆうき 2005年05月20日 (金) 22時37分
どれほどの量の麻酔を打ったなら地球の痛みはやわらぐのかな


034:背中 林 ゆみ 2005年05月20日 (金) 13時51分
ちっぽけな背中に七つ星を背負いテントウムシが飛び立つ宇宙


075:続 青野ことり 2005年05月20日 (金) 12時47分
続々と押し寄せてくる人並みの一人となりてにはかに竦む


006:時 小野伊都子 2005年05月20日 (金) 06時51分
時を編むかぎ針ひとつ持っているレースの模様はまだ分からない


020:楽 美里和香慧 2005年05月20日 (金) 00時26分
二色の独楽を聴きながら永遠に眠る準備をする落陽


044:香 五十嵐きよみ 2005年05月20日 (金) 00時11分
   (4)空欄を埋めてみても
自意識は人に見せたくないものを耳のうしろでミモザが香る


074:麻酔 飛永京 2005年05月19日 (木) 23時21分
おーぷんざせさみと唱え目を瞑り麻酔界へは耳から入る


025:泳ぐ(再投稿) 篠田 美也 2005年05月19日 (木) 21時34分
泳ぐほどかなしくなつてくるうみをおよぎきるころみづどりになる


034:背中 香乃 2005年05月19日 (木) 19時50分
夜が更けたうしろのボタンはずせない もうとどかないわたしの背中


033:魚 香乃 2005年05月19日 (木) 19時46分
魚つかむ川面が顔にゆらゆらと光が変わった僕等の五月


073:額 飛永京 2005年05月19日 (木) 00時30分
あだ花のひとつでも良い咲けたなら額で睨む癖もやめるわ


060:影 折口 弘 2005年05月18日 (水) 23時57分
新聞紙丸めた剣を背に帯びて影と闘う三歳の夕


045:パズル 折口 弘 2005年05月18日 (水) 23時47分
何の絵か分からぬままに終わるかも 人生というジグソーパズルは


040:おとうと 折口 弘 2005年05月18日 (水) 23時43分
姉の言うズルイも何も分からない 生まれたときから僕はおとうと


034:背中 折口 弘 2005年05月18日 (水) 23時38分
恋してる誰かがそばにいるときは背中に目のある私なんです


028:母 和良珠子 2005年05月18日 (水) 19時48分
母になるとは獣(けだもの)に還ること おもねるものはみな噛み殺す

at 16:57│Comments(0)TrackBack(0) 題詠マラソン鑑賞 

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