2005年10月01日

題詠マラソン過去ログ71から

020:楽 佐原みつる 2005年05月06日 (金) 21時46分
シンバルは春の終わりを告げるもの飛び立つための音楽がある


042:官僚 田丸まひる 2005年05月06日 (金) 20時56分
いつの日か官僚になる友達をジギタリス咲く裏庭で抱く


047:大和 ピッピ 2005年05月06日 (金) 20時33分
電話口でHelloと笑う現代の大和撫子処女膜はない


092:届 はぼき 2005年05月06日 (金) 09時15分
この気持ち電子メールに添付して届けられるかマウスをカチリ


034:背中 みうらしんじ 2005年05月06日 (金) 01時00分
いとしさと背中あわせのせつなさを最後の日まで剥がせなかった


032:乾電池 みうらしんじ 2005年05月06日 (金) 00時59分
乾電池を換えてみたので本体が壊れていたと気づいてしまう


062:風邪 17番 2005年05月05日 (木) 23時04分
戯れに合わせた額のこの熱は風邪のせいだと言わずにいたい


061:じゃがいも ジテンふみお 2005年05月05日 (木) 21時50分
じゃがいもで毒殺をしてみようかと芽をえぐる手をゆるめたキッチン


059:十字 ジテンふみお 2005年05月05日 (木) 21時48分
腕ひしぎ十字固めに泣きながら我慢しているような夕焼け


028:母 香乃 2005年05月05日 (木) 20時59分
戻りゆく日が来る時を母は知り娘の布団客間に敷く夜


041:迷 田丸まひる 2005年05月05日 (木) 20時45分
永遠に迷子になりたくなるような夏からはもう落ちこぼれるね


013:焦 ケビン・スタイン 2005年05月05日 (木) 13時38分
黒焦げのトーストにジャムを塗るみたい 怒ったままのあなたとのキス


060:影 青野ことり 2005年05月05日 (木) 12時58分
影踏みができないほどに日は淡く足の先から透けてきてゐる


059:十字 野良ゆうき 2005年05月05日 (木) 09時51分
十字路でいま来た道を見失い戻ることさえできなくなった


040:おとうと 五十嵐きよみ 2005年05月05日 (木) 00時13分
炭酸がはじける夏にひらがなのおとうとたちが少年になる


066:消 ドール 2005年05月04日 (水) 19時56分
思い出をたくさんつくりいつの日か消えてゆくんだこの世界から



at 21:05│Comments(0)TrackBack(1)題詠マラソン鑑賞 

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1. 2005年作品132  [ 短歌と散文詩のサイト 六歌亭 ]   2005年12月09日 15:54
この気持ち電子メールに添付して届けられるかマウスをカチリ (このきもちでんしめーるんてんぷしてとどけられるかまうすをかちり) 【お題092:届】

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