2005年04月30日

題詠マラソン 過去ログ24から

035:禁 ベティ 2005年03月08日 (火) 22時45分
脳漿に鴉群がる線路脇立ち入り禁止の黄色いロープ


020:楽 中村悦子 2005年03月08日 (火) 22時37分
和音にはなれなかった 楽章を出ていくね #くっつけたまま


013:焦 村本希理子 2005年03月08日 (火) 22時35分
banの香に噎せ返りたる更衣室 「ブラジャー留めて!」もう焦れつたい


023:うさぎ 鈴木貴彰 2005年03月08日 (火) 22時20分
山小屋にうさぎの鍋は噴きこぼれ片頬染めるノルアドレナリン


022:弓 鈴木貴彰 2005年03月08日 (火) 22時20分
洋弓を定めるような父の目だ ぼくのどこかに的をさがして


096留守 西中眞二郎 2005年03月08日 (火) 22時08分
妻は留守我れはトイレに坐しおれば肝驚かす電話の響き


012:メガホン ケビン・スタイン 2005年03月08日 (火) 22時04分
逆さまにメガホンを耳に押し当てて真美子の小声を確かめていた


011:都 ケビン・スタイン 2005年03月08日 (火) 22時03分
迷惑をかけないように口パクで叫び 都心の沈黙がエコー


076リズム 西中眞二郎 2005年03月08日 (火) 21時42分
ヘッドホン着けた娘が微妙なる腰の動きでリズム取りおり


003:つぼみ 新田瑛 2005年03月08日 (火) 21時31分
来年の梅がつぼみを見せるころ生まれることに決めましたから


009:眠 野良ゆうき 2005年03月08日 (火) 21時20分
なつかしい眠りのなかに数々の出会いの舟が浮かんで消えた


002:色 飛永京 2005年03月08日 (火) 21時19分
色づいた木瓜(ぼけ)の曙ほほろほろ 桃ニモマケズ梅ニモマケズ


011:都 ピッピ 2005年03月08日 (火) 21時06分
はいいろの少女は少女の十本の指ですくえる都会で生きる


008:鞄 仁村瑞紀 2005年03月08日 (火) 20時45分
鞄には替えのハンカチあるがゆえまだ泣いてよいとろけてもなお


017:陸 ゆか 2005年03月08日 (火) 19時46分
陸魚はねキュウと鳴くんだ。永かった土の中から掘り起こされて


002:色 海神いさな。 2005年03月08日 (火) 19時46分
「妻」と「母」オンナの狭間で揺れており色つきリップは絶対ピンク


005:サラダ 田丸まひる 2005年03月08日 (火) 19時41分
わたしよりきれいな指を持つひとがちぎるサラダ菜(寒いね)(そうね)


009:眠 きじとら猫 2005年03月08日 (火) 19時33分
猫なればいずれの季節も同じこと春眠夏眠秋眠冬眠


001:声 内田誠 2005年03月08日 (火) 18時25分
どこまでの隔たりなのか歌声の後ろ姿がまた消えてゆく


018:教室 島菜穂子 2005年03月08日 (火) 17時32分
教室の天井裏に潜みてはものの名前を消す遊びして


030:橋 吉野楓子 2005年03月08日 (火) 17時32分
ほたる橋ふたりで渡るやくそくを秘めて夕餉の菜をきざむ母


022:弓 吉野楓子 2005年03月08日 (火) 17時13分
しなやかなスイングひかる藍ちゃんの弓形フィニッシュおへそがキュート


007:発見 あみー 2005年03月08日 (火) 16時53分
しあわせじゃなくてもこんないい顔で笑えるなんてすごい発見


035:禁 黒田康之 2005年03月08日 (火) 16時28分
禁じよう酒もバイクもセックスも お前が好きだと百ぺん言おう


031:盗 黒田康之 2005年03月08日 (火) 16時07分
とりあえず盗んだミカンを投げ上げて雲の切れ間を見つけた午後だ


022:弓 ハナ 2005年03月08日 (火) 15時30分
なぁ妻よ食べないバナナが弓になり俺を狙っているよ許せよ


020:楽 ハナ 2005年03月08日 (火) 15時28分
恋人は楽チン座椅子昼間からリクライニング すごい角度だ。


005:サラダ 冨樫由美子 2005年03月08日 (火) 15時20分
さらば皿、さらばサラダの野菜たち わたしは種を撒きにゆきます


023:うさぎ 謎彦 2005年03月08日 (火) 15時18分
沖ノ鳥島のうさぎは満ち潮のたびおとなしく水に没する




at 08:42│Comments(7)TrackBack(0)題詠マラソン鑑賞 

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この記事へのコメント

1. Posted by 西中眞二郎   2005年05月29日 11:22
選んで下さってありがとうございました。私としては少々異色の部類に属する歌だと思っておりますが、この種のものを選んで頂けると、少々自信につながります。ありがとうございました。
2. Posted by みあ   2005年05月29日 14:46
>異色の部類に属する歌だと思っておりますが
そうですか?このお歌読ませていただいて、ある、ある?ってひとりにんまりしてました。映像が浮かぶいいお歌だと思います。
わたしは大好きです。
丁寧なお礼のコメントありがとうございました。
わたしもとても励みになりました。
よしっ、がんばって読みます。いえ、読ませていただきます。皆さんのすばらしいお歌。。
3. Posted by 西中眞二郎   2005年05月29日 17:15
 早速の御返信ありがとうございました。「肝驚かす」という表現は、実は盗作(?)です。御年配の方は御存じと思いますが、古い軍歌(肝腎の題名を失念してしまいました。)に、「遼陽城頭夜は更けて 有明月の影凄く 霧立ち込める高粱の 中なる塹壕声絶えて 曇りがちなる敵兵の 肝驚かす秋の風」という歌詞があり、それをもじったものです。また、別の軍歌に、「火砲(ほづつ)の響き遠ざかる・・・」という詞もあります。「トイレの中での電話の響き」に「肝驚かす」というのは、平和の象徴かも知れませんね。
4. Posted by 西中眞二郎   2005年05月29日 19:08
追伸
 先ほど、うっかりして別のコメント欄にコメントを入れてしまいました。以下入れ直します。
 先ほどの追加です。皆様のブログやホームページに触発されて、私も試行錯誤でブログを作りました。みあさんのお歌も、いくつか選ばせて頂いておりますので、お暇な折にでも覗いてみて下さい。もっとも、初心者ですから、全く味も素っ気もないブログですが・・・。http://d.hatena.ne.jp/nishinaka/のはずです。
5. Posted by みあ   2005年05月29日 21:08
西中様、拝見させていただきました。
嬉しいですね?、自分の歌があると。ほんと励みになります。
ありがとうございます。
>「肝驚かす」
軍歌なんですね?。今度帰ったら父に聞いてみますね。
昔ピーコートを着ていたら父にとても懐かしがられました。自分も若い頃着たってね(笑)軍服だったようです。
>妻は留守我れはトイレに坐しおれば肝驚かす電話の響き
このお歌は、トイレの中で肝驚かすって表現にとても惹かれました。
【平和】ありがたい響きです。
6. Posted by 西中眞二郎   2005年05月31日 08:36
 御返事ありがとうございまいした。御父上にお聞きになるということなので、正確を期するために調べてみましたら、歌の題は「橘中佐」、明治37年の作で、作詞鍵谷徳三郎、作曲安田俊高とあります。うろ覚えの歌詞は、少々違っているところがありました。
 正しくは「遼陽城頭夜は闌けて 有明月の影すごく 霧立ちこむる高粱の 中なる塹壕声絶えて 目醒め勝ちなる敵兵の 肝驚かす秋の風」でした。軍歌を知っているからと言って、私は決して軍国主義者ではなく平和主義者ですから念のため。
 なお、都合で1週間ばかりパソコンを離れます。どうかお元気で御活躍下さい。
7. Posted by みあ   2005年05月31日 20:12
西中様、「橘中佐」調べていただいてありがとうございます。さっそく父に聞いてみます。
と言っても里は遠いので夏休みに帰ったときにでも。
>私は決して軍国主義者ではなく平和主義者ですから念のため。
あはは^^それはじゅ?ぶんわかっております。
パソから離れられる?お仕事ですか?
西中様のブログの方に書き込みを、、と思いましたが、なにしろお話が難しくて(笑)
今度のお休みにでも書き込みさせていただきます。

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